JGC修行1~9回目(2019年6月16日~10月3日)

クラスJの知識 と 当日 アップグレード
 クラスJのアップグレードに関しては、別ページを設けました。
 JGC修行を行って分かりましたが、クラスJのシートは3種類あります。
標準 JALとJTAのクラスJ
 JALのサイトで説明がある、黒とオレンジの2トーンカラーのシートの標準のクラスJです。
黒い座席 JTAの一部のクラスJ
 座席が真っ黒のシートのクラスJです。標準のクラスJと同じグレードの座席です。
国際線機体 JALの一部のクラスJ
 国際線機体のビジネスクラスの座席をクラスJと言っています。近距離フライト用のビジネスクラスの座席です。例えば、日本-韓国線のような近距離用のビジネスクラスの座席で、「モニターは使えません。」とアナウンスが入ります。
 私が乗ったクラスJは以上の3種類ですが、評価としては、全て同じです。国際線機体のビジネスクラスの座席は、前の座席との間隔が少し広いかな?とも思いましたが、機内食があるわけはありませんし、ドリンクを飲んでいる分には、普通のクラスJと何も変わりません。

クラスJ 雑感

 JALの普通席の座席はよく考えられていて、バケットタイプでホールド性が良く、リクライニングしなくても快適です。前の座席との間隔も十分で、変な座り方をしなければ、普通席でも問題を感じません。実際、変な座り方(足を組んだり)は、ファーストクラスでないとできませんし・・・
 JGC修行中は、クラスJに当日 アップグレード出来ればFOPを稼げるので意識しますが、そうでなければ、私は意識してクラスJのメリットを求めないでしょう。ノートパソコンを使う場合は、クラスJの方が楽ですが、そうでなければ、「普通席で十分でしょう。」と感じます。雑感として、クラスJを称える文章を書けないのが正直なところです。

クラスJ 当日 アップグレード

 以下のご説明の為の豆知識として、クラスJ(ファーストクラス) 当日 アップグレードのキャンセル待ちでは、一般に、
カテゴリーS (種別S) --- ダイヤモンドとJGCプレミア
カテゴリ-A (種別A) --- サファイヤとプラチナ
カテゴリーB (種別B) --- 一般会員
の順でキャンセル待ちの優先順位が決まります。これは、フライト直前のキャンセル待ちによる当日 アップグレードに限った話です。この優先順位は、常にカテゴリーが上の人を優先しますので、カテゴリーSの人がフライト30分前に当日 アップグレードのキャンセル待ちにエントリーすれば、カテゴリーBの人がフライト3時間前に当日 アップグレードのキャンセル待ちにエントリーしていても、順番待ちは、カテゴリーSが先、カテゴリーBが後になります。
 JGC修行を始めるまでは、クラスJ 当日 アップグレードはあまり気にしていなかったのですが、JCG修行中は、クラスJに当日 アップグレードした際の追加FOPが、かなり利きます。最終的には、クラスJに当日 アップグレードした際の追加FOPを加味して、50,000FOPを狙う図式が成り立ってきます。私自身、JGC修行において、1,070FOPを加算(その他、176FOPは予備)しています。
 1,070FOPは、KIX-CTSの1レグに相当しますから、追加FOPが加算出来るか、加算出来ないかの差は、JGC修行のプランニングに大きく影響することになります。ちなみに、私はJGC修行中に6,000円で1,070FOPを得ていますから、加算FOP分に関しては、5.60円/FOPと、極めて優秀な値になります。
 それはそれとして、クラスJの当日 アップグレードの成功率、28%(=7/25)程度ですから、10レグに3回程しかアップグレードに成功しません。この値は、本当は、カテゴリーBでも、カテゴリーAでも、カテゴリーSでも何も変わりません。
 人気路線(HND-OKA, FUK-CTS等のFOPが稼げる路線や、HND-FUK, HND-ITM等のビジネス路線)に限った話であれば、クラスJへのフライト直前のキャンセル待ちのアップグレードは、カテゴリーAであっても、その可能性はゼロに近く、そうではなくて、クラスJへのアップグレードは、当日朝にJALのチェックインカウンター(や、発券カウンター)でキャンセルが出ているクラスJの空席を売ってもらっているだけで、当日のフライト直前にカテゴリーAとしてキャンセル待ちのクラスJの空席を売ってもらっているのではありません。
 それができる(可能性がある)のは、カテゴリーS(ダイヤモンドとJGCプレミア)だけで、カテゴリーAでは、その可能性はほぼゼロで、極まれに1席アップグレード出来るだけです。カテゴリーBでは、その可能性は限りなくゼロに近いと思って下さい。

クラスJ 当日 アックグレードの真実

 このまま、文章で説明を続けると、理解できなくなってしまいますので(JGC修行を終えた私でさえ、理解できたのは、11月半ばになってからです。)、要領を得た説明を心がけて、以下を進めます。
これが勘違いによるに誤解です
 「クラスJ 当日 アップグレード に成功した。」というのは、2種類あって、フライト当日の朝 空席のクラスJの座席を売ってもらった(普通席の座席料金に1,000円をプラスして、座席をアップグレードしてもらった)場合と、フライト当日の出発直前のキャンセル待ち で空席が出たので、1,000円をプラスして、座席をアップグレードしてもらった場合があります。
 共に、普通席からクラスJへのアップグレードは、「クラスJ 当日 アップグレード に成功した。」というのです。誰もが同じ言い方をしますが、内容は2種類。結果は共通で、一つです。
 これに気付かないと、話の理解に時間がかかります。結果は一つです。それを踏まえて、以下の説明をします。
フライト当日の朝
 JALの普通席の航空券を持っている人が、朝早く空港に行くと、規定の追加料金を支払えば、クラスJの航空券に変えてもらえることがあります。これは、当日の朝までに、クラスJの航空券を持っている人が、何らかの事情で、その航空券をキャンセルしたか、もしくは、当日の朝までクラスJの航空券が売れ残ってしまった為で、この場合、その売れ残ったクラスJの航空券は、普通席の航空券に対して、規定の追加料金を支払えば、アップグレードしてもらえます。
 フライト当日の朝一から売られる、売れ残ってしまった航空券の販売ルールは、"早い者"勝ちです。あなたのカテゴリーが、SでもAでもBでも何も変わりありません。"早い者勝ち"ですから。
 この制度を利用して、クラスJに当日アップグレードできた人を、「クラスJ 当日 アップグレード に成功した。」と言うのです。 この場合のクラスJ 当日 アップグレードは、キャンセル待ちではありません。ただの売れ残りの航空券を売ってもらっただけです。
フライト当日のキャンセル待ち
 JALの普通席の航空券を持っている人が、フライト当日の朝の売れ残りの航空券を手に入れられなかったり、航空券が完売だった場合は、ここで初めて、キャンセル待ちに臨むのです。キャンセル待ちは、カテゴリーS, A, Bの優先順位で、キャンセルが出るのを順番待ちします。
 よく考えて下さい。当日にクラスJの航空券をキャンセルする人がそんなにいると思いますか? 普通は、まずいないでしょう。当日、朝寝坊したとか。急な体調不良とか。交通事故や道路の大渋滞に巻き込まれたとか。乗り継ぎ予定だったのに、前の飛行機がディレーしたとか。どうしても外せない商談が入ったり、急に顧客の訪問があったとか。目が覚めたら、隣に知らない女(男かも)が寝ていて大慌てになったとか。
 まず、こんなことは、ほとんどありません。--- ですから、当日の航空券のキャンセル待ちなんて、せいぜい0~4人位しかいないはずです。とある会社の数人の出張が中止になったとか。子供が熱を出して、家族旅行がぽしゃったとか。そんなことが300~500人の乗客の中で、そう頻繁に起こるわけがないでしょう。
 いずれにしても、そのよんどころない事情で、クラスJの航空券をキャンセル(または放棄)した人の空席を、規定の追加料金を支払って売ってもらった人を、「クラスJ 当日 アップグレード に成功した。」と言うのです。
 そして、フライト当日の朝や、フライト当日のキャンセル待ちで、クラスJの航空券に変えてもらった人は、等しく、「クラスJ 当日 アップグレード に成功した。」と言いますので、最初戸惑いました。他の人のブログを読んでいて、クラスJ 当日 アップグレード とは何か?を読み解こうとして、戸惑ったものです。
 ※ これらは、ファーストクラスでも同様です。
 私の場合、25回レグ(当日の乗継便を除いています。)で、フライト当日の朝のアップグレードと、当日のキャンセル待ちのアップグレードに臨んで、クラスJ 当日 アップグレード に7回成功しましたから、私の成功率は28%です。

クラスJ 当日 アックグレードに 成功する/成功しない 空港

 私のJGC修行において、「クラスJ 当日 アップグレード に成功した。」空港は、以下の3つです。
 OKA(那覇), OKJ(岡山), CTS(新千歳)
 これらの空港には、朝早く行けただけです。「クラスJ 当日 アップグレード に成功した。」時は、AM7~8時にJALのチェックインカウンターに行っています。
 そして、「クラスJ 当日 アップグレード に成功しなかった。」空港は、以下の3つです。
 HND(羽田), FUK(福岡), KIX(関西)
 ・ HND:
 絶対無理です。理由は、朝一がAM5:15からですから。そんな早い時間でも、 行く人は行きます。フライト当日のAM5:15からHNDに行った人だけが"早い者勝ち"の権利があるのです。
 ・ FUKとKIX:
 私にとって、乗り継いだだけの空港ですから、フライト当日の朝を体験していません。 朝空港に行けなければ、フライト当日のキャンセル待ちは、カテゴリーAの、遅れてエントリーした当日のキャンセル待ちでは、まず無理です。エントリーするだけ無駄だと思います。

では、どうやって クラスJ 当日 アップグレード を成功させるのか?

 ポイントは2つです。
朝一(正確な朝一はココ)にJALのチェックインカウンターに行く事。
クラスJを狙う航空機が大型の機体であること。 航空券を予約する際はあまり気を止めませんが、ファーストクラスの設定がある機体は、クラスJの座席数が多いはずです。要するに、大型機のフライトを狙って下さい。そうすれば、クラスJ 当日 アップグレード の可能性が高まります。
 あなたがカテゴリーSでなければ、フライト当日のキャンセル待ちはほぼ撃沈しますから、フライト当日の朝一のクラスJの売れ残りを狙って下さい。①, ②の要領を得ていれば、成功率は40%以上を狙えると思います。
 私は、JGC修行中は知識不足で、真の①の意味が分かりませんでしたし、特に②は理解していませんでした。②は、JGC修行が完了して、冷静に思い出してからわかりました。わかってないから、要領が悪かったのです。今後のJALのフライトで、クラスJを狙うことがあれば、①と②を踏まえてトライしてみます。

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